粉もんスイーツ&パンが大好きな京都の主婦です。このブログでは私が食べた物を中心に紹介していきます♪
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素敵すぎたピノキオの「ホットケーキ」
2011年06月04日 (土) | 編集 |
さて、お江戸レポ第1弾です。
アッ、この後、お江戸ネタが続くワケではなく、ランダムに登場する予定ですので・・・

私が今回のお江戸の旅で1番行きたかったお店は、東武東上線(東京の人じゃないと解らないですよね?)の「下板橋駅」もしくは「大山駅」にあるこちらのお店↓
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 「ピノキオ ~~~っ」

私は下調べで行き易い道順を見つけたので下板橋からテクテクと約15分弱歩きました。

で、伺ったのは平日の13時過ぎ、まだランチの名残客が何組かおられました。

本当はある物が見たくてカウンター席に座りたかったんですが、カウンターの上にはお皿とかが置かれててあまりスペースがなく、奥さんに「奥、空いてますのでどうぞ」と言われ、すごすごと奥へ。
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店名の通り、あちこちにピノキオの姿が発見できますが、基本、昭和レトロ風の雰囲気たぁ~ぷりの町の喫茶店でございます。

<ブレンド ¥350>
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あ、ワタシ、わざわざコーヒーを飲みに来たワケではありませんよ!!

ワタシの目的はこちらっ↓↓↓

<ホットケーキ ¥450>
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じゃじゃーん!!
見て下さい、この素敵すぎる焼き色と厚みとフォルムを!!!

ではでは、アップでもどぞっ↓
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私が最近、ホットケーキに興味を持っていることはお話しましたが、東京に行くことが決まった時に

「そうだっ、東京のホットケーキ事情ってどんな感じかしら?」

と思って、ググったら、出てくる、出てくる、色んなお店のホットケーキが!!

思わず、”東京ホットケーキ巡り”をしようかと思うぐらいのラインナップでしたが、今回、ワタシには自由な時間は限られていたので、そんな数あるホットケーキ達の中でワタシの心を一番引き付けたのがこのお店のホットケーキだったので意を決して食べに行くことにしたんです。

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ホットケーキの直径で言うと小ぶりなんですがこの厚みがあるんでね・・・、で、この厚みったらどうなってんだ???って感じでしょ。

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最初からシロップかけてありますが、写すの忘れたけど、ちゃんとシロップが一緒に出てくるので、お好みで途中でもかけれますよん

あまりにも素敵な被写体なので・・・、食べるのも忘れて色んな角度で撮ってしまいます↓(ハイッ、軽~い変態ですが、何かっ!?)
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外側はサックリ、中はフワッ、フカッ、モッチりで、素敵食感~~~っ

若干、生地の真ん中辺りにかすかな粉っぽさは感じますが、シロップをかければ、問題ナッシングな感じ。
ちょっと落ち着いた所で

それにしてもこの厚みはどうなってんだ???

と、自分なりに解析をしてみる。

よ~く見ると、生地の真ん中に線が入ってるように見えるので、とりあえず、ベースを焼いて、更に生地を重ねて二度焼きなんだろう・・・と、いう勝手な想像で落ち着く。

粉星人のワタシには嬉しいほどのしっかり目の詰まったケーキ生地なので、食べ終わる頃には腹パンですよっ!

で、丁度、ワタシが食べ終わった頃にランチの名残客が引いていって、店内は3組ほどになりました。
マスターも余裕ができたのか、ホットケーキ目当てにやってきたであろうワタシに「どうでした?」と声をかけてきはりました、「おいしかったですぅ~」と、応えてると更に1組のカップルがやってきてホットケーキのオーダーが入りました。

マスターがシャカシャカと粉を溶き始めたので、ちょっとしゃべって親しくなった感が生まれたワタシは調子に乗って思わず立ち上がって遠くから見てたら、

「そんな遠くで見てないで、近くで見ていいよ~」

と、マスターに言われ、

「じゃあ、遠慮なく・・・、あと、焼いてるのカメラで撮ってもいいですか?」

と、ちゃっかり了承を得て、カウンターに座り込み、そっから焼いてる一部始終ををじ~っくり見せて頂きました。

まず、種を作って、ソフトークリームを巻くみたいに銅板にのせていくんですが、種が想像以上に硬めのドロドロでビックリ
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おたまからも中々落ちないぐらいの粘度のある生地なんですが、この粘度じゃないと、あの厚みには焼き上がらないそうなんです。
(若干の粉っぽさの理由が解るほどの水分の少なさに本当にビックリ)

マスター曰く、この種作りが一番重要で、このホットケーキを焼き上げるのに神経の90%はこの種作りにそそぐんだとか。

1人前につき卵はMサイズを1個使用するそうなんですが、卵の大きさが微妙に違ったりするので、自分の長年の勘で粉と牛乳の配合を目分量で入れて作るんだそうです。
しかも、ドロッとしてるだけあって、牛乳は本当にちょっとしか入れないそうです。

火をつけて放置↓
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これで、この後、重ね焼きもせずにあのホットケーキができあがるんだそ~です。

「えっ!?二度焼きしてるんだと思ってました」

と、ワタシが言うと、

「大抵の人はそう言うんだけどね・・・、この種があの形に膨らんで行くんだよ、後は砂時計を見ながら、ひっくり返すタイミングさえ間違えなければ大丈夫

と、マスターは割と余裕な感じ。

カウンターに砂時計が2つあって、弱火で5分、強火で2分焼き、銅板に接してる面の焼き色を見ながら、時計の秒針を見てひっくり返すタイミングをはかり、サッとひっくり返しはります↓
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この後、ちょっとだけ上から抑えて、圧をかけて、また放置↓
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すると、あら不思議、圧をかけても時間と共に、きれいにふくらんでいくのです↓
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ずっと見てましたが、あの種がこんなに↓素敵に焼き上がりましたぁ
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この後、側面を銅板にコロコロ当てて最後の形を整えます。

焼きあがった所で、オーダーが落ち着いたので、マスターと奥さんが気さくに話してくれるのをいいことについつい話し込むワタシ。

このお店を初めて37年以上になるそうですが、ホットケーキをメニューに取り入れたのは15年前なんだそう。

「家では食べられないような厚くて丸いホットケーキを作りたい」

そう思ったマスターは、試行錯誤を重ね、現在の形に辿り着くまで7年のほどの月日がかかったそうです。

「なかなか思ったような厚みが出なくてね、途中であきらめそうになったけど、あきらめなくて良かったよ」

と、マスターは当時を振り返りながら笑ってはりました。

すっかり有名になった今、全国各地からこのホットケーキを求めてお客さんが来るようになって、休日は1日に150枚ものホットケーキを焼き続けるそうです。

「いやになったりしないんですか?」

と聞くと

「焼くのはもう、慣れたからねぇ・・・、ただ、ご覧の通り、この銅板では一気には3人分(6枚)しか焼けないんだよ、でね、焼き上がりに時間がかかるんだけど、俺は昔の人間だから基本的にそういう考えなんだけど、俺と同じで食べ物を食べるのに長い時間待って食べたくないお客さんもいるわけでさ、ホットケーキなんかすぐ焼き上がるだろ?って思ってたりする人もいるんだよね・・・、だから、満席の時に1時間以上かかると言うのが心苦しくてね・・・、でも、こんな所まで遠くから来てくれたお客さんの期待を裏切らない物を作り、”ああ、来て良かった、長い時間待ったかいがあった”と思って欲しくて焼き続けてるんだよ」

と、応えてくれました。

「いろんな人がやって来て、焼くとこが見たいって言うからね、隠す事なんて何も無いから、”どうぞ”って焼くところも見せるし質問にも応えるよ、ただ、粉の配合だけは教えられないけどね・・・」

と、マスター。

「よく、この厚みは型に入れて焼いて出してると思ってる人もいるんだけどね、セルクルの型に入れて焼くと、型から抜く時にナイフを入れないといけないので側面が汚くなるでしょ?マスターはそれがイヤなので、型なしでこの厚みになるような配合を考え出したのよ」

と奥さんが教えてくれました。

ワタシが京都から来たというと、

「あっ、昨日も京都から来たお客さんいたよ、京都にもホットケーキが有名なお店があるんだよね、スマート珈琲だっけ?なのに、こんな遠い所にまでわざわざ来てくれて有難う」

そういって、最近、載ったフリー雑誌をくれました↓
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「こういうのに出るとお客さんが更に増えるし、できれば出たくないんだけどね、色々と地域的な絡みがあってね、受けざるを得なかったんだよ・・・

「こういうのや雑誌や、最近ではインターネットの食べログ?っての口コミのおかげでこんなに繁盛しちゃったんだけど、私達インターネットはできないんで、見たことないんだけどね、専用のHPを作ったら?とも言われるんだけど、そんなことする気もないんだよ」

と、おっしゃったので、

「世の中には色んな味覚の人がいるので、必ず皆がおいしいと言うとは限りませんし、食べログの口コミばっかりを気にするようになって、マスターが今までのような気持ちでホットケーキを焼けなくなると困りますし、お客さんがたくさん来るということは、いい風に書かれてるんだなと思えばいいんとちゃいますかね?」

と、偉そうですが意見を言わせてもらいました。

ホットケーキが評判になってからというものの年中無休で頑張ってるというマスター。
マスターはお客さんをお待たせするのが本当に辛いようですので・・・、基本、こちらのお店はホットケーキ屋ではなく、近所で愛される喫茶店なので、平日なんかはランチ客が普通におられます。
なので、これから行こうと思われる方、

ここのホットケーキは混んでない状態でオーダーしても最低20分以上かかります、店が混んでいる場合は1時間以上かかるのは当たり前という覚悟を持って

行ってあげて下さい。

何でも休日は店に入りきらないお客さんもいるほどの混み具合なんだそうで、ワタシが伺う前の日の日曜は諦めて帰る人もいたそうです。

平日の15時ぐらいだとお客さんも落ち着くのでこうやって焼く所を見せてもらいながらゆっくりとマスターのお話を聞けると思います。
(基本、優しいので言うたら見せてくれますが、ランチタイム真っ只中は忙しそうなので、声かけれるような空気ではありません、ワタシも最初はこんな会話ができるとは思ってませんでしたから)

マスターと奥さんとゆっくり話させて頂き、お2人の人柄の良さとあの素敵なホットケーキの秘話を聞かせてもらえて、ここまで来て良かったなと、充実感でいっぱいでお店を後にしました。

またお江戸に行く機会があったら是非是非、再訪したいお店です!!!

その時までマスター、頑張って焼き続けてね♪

<お店の紹介>
「ピノキオ」
住所:東京都板橋区大山金井町16-8
TEL:03-3974-9336
営業時間:7:30~19:30
年中無休
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テーマ:スイーツ
ジャンル:グルメ
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